週に2回は自宅でパンを焼いている筆者がパン焼き目線でレビューします。
家庭でハード系のパンをかっこよく焼きたい人へ、この記事を読めばハードパンをもっとレベルアップすることができるかもしれません。
スペック紹介
IRIS OHYAMA コンベクションオーブン FVC-DK15B
通称「オーヤマくんb」と呼ばれている機種です。
aとbがあって購入する店舗やサイトによって付属品などが微妙に違うようです。
うちの子FVC-DK15Bは付属品に
- 水皿
- トレー
- ピザプレート
と三種の神器全部入りのやつです(笑)。楽天で8077円でした。
値段は6千円台から~8千円台(ピザプレートやトレー・水皿のあるなしで値段が違う)
仕様
電力:AC100V、50/60Hz
消費電力:1300W(たこ足はおすすめしません、他の機器と併用すると落ちます)
ヒーター:シーズヒーター×4(上下各2)
温度設定:切、60~250℃
タイマー:電源スイッチ兼用 60分(ベル音付き)
特筆すべきは250℃で調理し続けることができるところ。
ハード系のパンには240~250℃の温度帯はとても大切。
そして30ℓクラスのオーブンレンジに比べ15ℓと庫内が狭く熱源が近い。
なので生地へ直接熱が伝わり窯伸びしやすいというメリットがあります。
オーブンレンジは庫内が広く一度にたくさん調理ができる反面、ドアを開けて庫内の温度が下がると、もう一度温度を上げるまでに時間がかかるのが欠点。
仕込みがしっかりできて、発酵がうまくいき成形で生地にハリと力があることが前提にはなりますが左のオーヤマ君で焼いたクッペはなかなかの出来でしょ?
逆に右のオーブンレンジ(日立ヘルシーシェフ)で焼いたものはペタンコです(涙)
コンベクション機能も秀逸でまんべんなくきれいに焼き色がついてくれます。
ただし奥のほうはやはり高温になりやすいのでなるべくドア側に配置して、様子を見て前後を入れ替える必要はあります。
付属のピザストーンを一緒に予熱すれば蓄熱量も上がり庫内温度が下がりにくくなります。
私はトレーにタルトストーンを入れて一緒に予熱して、生地を入れたらすぐに熱湯をタルトストーンにかけて蒸気を発生させてやります。
コツは蒸気を使い生地表面の乾燥を防ぐこと。ファンと上火を切って下火だけにすることができるのも素晴らしい!オーブンレンジではできません。
私が普段よく作るレシピも紹介しておきます。
リスドオル | 100 |
塩 | 2 |
赤サフ | 1 |
モルトパウダー | 0.3 |
水 | 70 |
リスドオル(準強力粉)は強力粉80薄力粉20に置き換え可。
モルトパウダーは無くてもかまいません。
焼き色が欲しい時は砂糖を1.5加えましょう。
手順
- 上記のレシピを粉けがなくなるまでタッパかボウルの中で混ぜ合わせる。(数分)
- 30分放置後パンチ(生地を折りたたむ作業)
- 30分放置後パンチ
- 一次発酵30℃で60分
- 分割(100~150gがいいでしょう)
- 15分~30分ベンチタイム(生地を休ませる)
- 成形(まん丸のクッペかバタールの成形がおすすめ)
- 最終発酵室温で60分(20~25℃)
- 焼成直前にクープを入れます
※生地の乾燥には注意しましょう。
各工程で放置するときは濡れふきんかラップでこまめにガード
ここまではごく普通のフランス生地の作り方です。
250℃の予熱で20~23分で焼き上げますがポイントがいくつかあります。
まとめ
長くて大きなバゲットはあきらめましょう。(長さが70〜80cm、重さが300〜400gがバゲットの定義です。さすがにこれは無理(笑)
チーズを入れたりアレンジしても美味しいですよ。
私はクルミ・クランベリー・クリームチーズが大好きです。
クッペ100g カンパーニュ250g
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
次回もまたみてくださいね。
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